SNSで話題の漫画【みいちゃんと山田さん】主人公みいちゃんと付き合っている彼氏マオくんは、根っからの小心者のくせに、みいちゃんにはとことん暴力をふるいコントロールしようとする最低のクズ男です。(冒頭から失礼しました)
そんなマオくんに対して読んでいるこちらもイライラしてくるので、このどこにぶつけていいかわからない不快感を元に、マオくんという存在を考察してみました。
あくまで、この記事をかいた私の視点であり、実在の人物に対するメッセージとは異なります。
が、実はどこにでもいるマオくんのような人物と出会ったことがある方であれば、読んで共感を得てくれるのではないでしょうか。
画面の向こうで、なんとなく一緒にうなずいてくれると嬉しいです。
みいちゃんの彼氏、マオくんはどんな人?

マオくんは、みいちゃんとお付き合いしている男性で、自称IQ130で自分はみいちゃんより優れていると信じており、【みいちゃんのため】と言いながら、みいちゃんを暴力と言葉で巧みに支配しています。
自分の言う事をききそうな、支配下に置けそうな相手をかぎ分ける嗅覚を持っています。
(こういう人は変な感覚が鋭いし、何故か依存傾向の人と惹きあってしまうからつらいところ。。)
さんざん殴る、蹴るの暴行を加えた後、優しい言葉をかけて夢を語ってみたり、あくまで【みいちゃんを良くしたいから】そんな変な言い訳を持ち続けながらみいちゃんを傷つける行為を繰り返します。
マオくんのみいちゃんに対する支配行動

マオくんは、みいちゃんを常に監視し、その行動を支配しようとしています。
さらに契約書まで作り、【契約書には法的な効力があるから、破ったら警察に捕まるのはみいちゃんだよ】なんてわけのわからないことを言ってます。
警察に捕まるなんて脅されたら、それはもう恐怖を感じますし、言う事をきかなければと思わせるには十分すぎる最強のパワーワードですわ。
その理解不能な思考と、実際、みいちゃんの家に監視カメラをつけて、行動を把握しようとする異常さにはマオくんにも何か障害や疾患が隠されているのではないかと疑うには十分です。
監視カメラに映るみいちゃんは、家事をさぼってゲームをしていたり、勉強をするって言ったのに山田さんから借りていた漫画を読んでいたり、
まあ、どこにでもそんな人はいるわよね、程度のことだと思いますが、その都度その行動に【俺との約束を破った】ってマオくんはブチ切れるのでしょうね。
勝手にみいちゃんに約束させて、二人のルールを作り上げ、それを破るとみいちゃんを悪者にして暴力をふるっています。
そのルールや説明がわけのわからない理論を並べていて、みいちゃんが難しいことが理解できないのを知っているはずなのに、あえて難しい言葉や表現を並べて言うところが、マオくんは絶対IQ130なんかではない、ただの馬鹿なのかな(失礼)って腹が立ちます。
書ききれないほどの、卑劣な行動は、どれも【最低】です。
命令、要求、暴行、
はい、間違いなく、れっきとしたDVです。
書けばかくほどこちらも気分が悪くなってきます、このような男には出会いたくないものです。
マオくんの行動をもっと知りたい怖いもの見たさなあなたは、是非どうぞ。

マオくんはなぜDVをするのか?
マオくんが現状、最低なDV男だと言う事は見ていて誰もが感じるでしょう。
しかし、個人的な推測と妄想ですが、最初はみいちゃんを助けたい、支えたいなんて思った優しい人だったのではないかな、なんてちょっぴり思います。
回を重ねて登場するたびに、マオくんの人相が変化している様子が伺えます。

マオくんも、最初は優しくみいちゃんに注意したり、諭すようにかかわってきたのかもしれない、、?なんて感じてしまいました。
それでもみいちゃんは、特性から理解ができず、マオくんが思うように行動できなかった。
その積み重ねで、マオくんも豹変していったのかな。。
みいちゃんもきっと、依存タイプなので優しくされてしまうと、断れなくなって罠から抜け出せなくなるんだろうな。。。
もちろん、どんな理由があれ暴力や傷つける行為はしてはいけません。
そこに至るまでは、マオくんのもともとの性格や気質、特性、そしてみいちゃんの障害や特性、二人の個が複雑に絡み合って、今この結果を作り出したのかもしれない。
それは、答えがないので誰にもわかりませんが。。。
マオくんは、とても小心者で周囲の目を気にしています。自分より弱いと感じた者に関しては上から目線で威圧的、みいちゃんを対象にしたように暴力などでコントロールすることに走ります。
でも、自分が勝てない、自分より上だと即座に判断した相手に対してはペコペコとすぐに謝ったり、それ以上反論することは決してしようとしません。

マオくん自身はIQ130とうたっていますが、とても自分に自信のない、自己肯定感が低く正常なモラルにも欠けている、でもどこかみいちゃんのヒーローでありたいと思っているような、、そんな人格的な障害をにおわせてきますね。
みいちゃんを●●た犯人はマオくん?

この物語の最悪の結末、その結果を招いた犯人はマオくんではないか、そう読者が疑うのも無理ないです。
マオくんの暴力は、死なない程度におこなわれていると感じますが、それでも一歩間違えれば命を落としかねない行為には違いないからです。
犯人に関しては、結局わからないままですが、みいちゃんを死に追いやったうちの一人、であることは間違いないでしょうね。
マオくんのようなDV男とは即座に離れるべき

世の中にはマオくんのような男性も、少なからず存在しています。
そんな人でも、この人には自分しかいない、自分にはこの人しかいない、失いたくない、
そんな風に思ってしまうのが、恋愛の魔法だったりします。
その魔法はなかなか解けず、最終的には傷つき傷つけあい、最悪の結果になるかもしれないという警告にも感じるマオくんの描写。
ただ、そんなマオくんやみいちゃんの状況を早い段階から感じ取った山田さんが、最初から最後まで本当の英雄だと感じます。
山田さんみたいなお友達がいたら、もしかすると救われる女性がたくさんいるのでしょうね。
恋は盲目ですし、だれもが自分を大切にする恋愛ができるわけではありません。
それでも、人は自分を愛し、同じように愛され、大切にしあえる恋愛をするべきだと心から思います。
この漫画、マオくんを教訓にし、気を付けるきっかけになってくれたら、作者の亜月ねねさんも喜ぶのではないでしょうか。
そして、もし、あなたが彼氏から大切にされていないと感じている、もしくは実際に暴力などで傷つけられていると感じた場合は、絶対に一人で悩まないでくださいね。
人に頼ることは、恥ずかしいことでも、悪いことでもありません。
あなたは、大切にされるべき存在だからです。



コメント