ファリンはライオスの妹であり回復や補助を担う魔術でパーティをサポートする要のメンバーであったのに、キメラ化してライオスたちを襲うようになってしまいます。
ダンジョン飯の1巻冒頭で討伐しようとしていたレッドドラゴンに食べられるところからストーリーが始まるのですが、まさか、ファリンがキメラ化してしまうなんて、ショック過ぎる…!

おっとり癒し系のファリンが(ライオスが喜びそうな)キメラになってしまって、この先どうなっちゃうんだ~!
この記事はネタバレを含みますが、重大なネタバレの前には注意書きを入れてあります。
- ファリンのプロフィール
- ファリンがキメラ化してしまう理由
- キメラ化したファリンの最後
キメラ化してしまうファリンのプロフィール

ファリンはダンジョン飯の主人公であるライオスの妹です。
マルシルが攻撃系の魔術を得意とするのに対して、ファリンはノーム魔術体系の術を得意としていて、メンバーの強化や回復でパーティーをサポートします。
幽霊に対しても理解が深く、除霊もできるし、どうやら会話もできるようです。
生まれたときから高い魔術の素質を備えていたせいか、生まれ育った村では気味悪がられてしまい、両親でさえも保身のためにファリンを魔術学校に入学させて村から追い出してしまいます。
この魔術学校で、マルシルと出逢うことになります。
ファリンのプロフィール
本名:ファリン・トーデン
人種:トールマン
出身:北方大陸
年齢:23歳
身長:170cm前後
家族構成:父・母・兄(ライオス)
実は、ファリンには生まれ育った町に許嫁がいたのですが、魔術学校への入学が決まった時点で破談に。兄のライオス以外に親しい男性がいないまま、シュローと知り合い、シュローにいきなり求婚されたときは、さすがのおっとりファリンでも驚いたというエピソードがあります。
ファリンキメラ化の原因

ファリンがキメラ化してしまう原因は、直接的には狂乱の魔術師シスルによってトールマンのファリンにドラゴンを融合させられてしまったからなんですが、間接的にはマルシルが古代魔術でファリンを”迷宮の一部”として迷宮の力を借りて復活させたことにあります。
マルシルが悪いわけではないのですが、レッドドラゴンを倒したあとにファリンを蘇生させるには、他に方法がなかったのです。
レッドドラゴンを倒したライオス一行は、早速レッドドラゴンの内臓からファリンを探します…が、シスルの命令でずっと活動を続けていたレッドドラゴンの内臓は活発に動き、すでにファリンの肉体は消化された後、骨だけの状態になってしまいます。
しかも、一緒に食べたワーグ(犬のような魔物)の骨と混ざってしまって、その分類はとても困難なものになっていました!
肉親であるライオス、エルフで知識が豊富なマルシルによって、骨格が組み立てられていきます。
引用:ダンジョン飯4巻
ワーグの骨も組み立てる必要があったのか?という疑問があると思いますが、ライオス曰く「見落としや取り違いを防げるかもしれない」とのこと。(絶対、ライオスはワーグの骨の組み立てを楽しんでいました。)
マルシルが書いた魔法陣の上にファリンの骨格を設置し、マルシルが詠唱を始めるとみるみるうちに肉体が蘇生されていきます。
引用:ダンジョン飯4巻
骨だけだったものは、ファリンの形を成し、マルシルは気を失います。
成功なのか…?
失敗なのか…?
ライオスたちが様子をうかがっていると、ファリンが咳き込み出します。
蘇生成功!!!!
駆け寄るライオス、ファリンは蘇生したばかりで混乱しているものの、ライオスのことはすぐに分かった様子。
引用:ダンジョン飯4巻
これが、ファリンがキメラ化してしまう原因になってしまいます。
レッドドラゴンは、シスルが特別に使役していた魔物で、倒されるとシスルが察知するほどの深い関係があります。
つまり、シスルの支配下にあるということ。
- レッドドラゴンの血肉を使ったこと
- 迷宮の力を借りて蘇生力を上げたこと
ファリンがキメラ化して復活
ファリンが蘇生してマルシルはひと安心。
レッドドラゴンの血だらけであったファリンの体を綺麗に洗い流すために、ファリンとマルシルはふたりでお風呂に入ります。
このファリンとマルシルの入浴シーンですが、マンガのほうではけっこう露出が少なく、
アニメのほうではネットがざわつくほどの神エピソードとなっています。
ふくよかな(”何が”とは言いませんが)ファリンとスレンダーなマルシル、マルシルはファリンの体に異常がないかどうか隅々まで調べます。
ファリンはファリンで魔力を使い切ったマルシルに魔力を分け与えようと手を握るのですが、びっくりしたマルシルが両手を上げます。(※注:お風呂なので裸です、わかりますよね?)
アニメ制作陣の並々ならぬ執念を感じます。
そのあとは、お決まりのあの人のパンチラシーンもあるので、ダンジョン飯アニメ第12話は絶対観るべき神回です!
入浴シーンが終わり、ファリンはマルシルと同じベッドに眠ることに…。
みんなが寝静まったあと、ファリンはひとり突然目を覚まし、フラフラと夢遊病のように歩き出します。
引用:ダンジョン飯5巻
ファリンが歩いて行った先には、レッドドラゴンの横にたたずむ、狂乱の魔術師シスルの姿が。
シスルは、ファリンをトールマンとしてではなく、「おい、竜」と呼んでいることから、ファリンとしての人格ではなく支配下にある魔物として接していることがわかります。
シスルの近くに行ったことで、完全にシスルの支配下に落ち、ついに、四肢があるヒトの体ではなく、キメラへと復活させられてしまいます。
引用:ダンジョン飯5巻
ファリンとしての自我を抑え込まれ、キメラとして復活したあと、シスルとファリンはライオスの前から一時姿を消します。(というかライオスたちがシスルに殺されかけます。)
その後、ライオスはチルチャックの必死の説得によって、一度迷宮の外に出る決意を固めるのですが、上に登る階段を見つけた所で、上層から降りてきたシュローやカブルーたちと合流します。
そこへ、キメラ化したファリンが登場!
引用:ダンジョン飯5巻
いやいや、ライオス、「すごくかっこいい……」とか言ってる場合じゃない!
合流した仲間、やられてるから~!
すぐさま対人戦に優れたカブルーがファリンを背後から強襲し、ヒトの急所である首、肺、腎臓、心臓をあっという間に刺突します。
それでも倒れないキメラファリン。
引用:ダンジョン飯5巻
カブルーでさえもあっという間に踏みつけにされてしまい、ここで重要なシーン、ファリンが自らの服を邪魔に思い、破り捨てます。
シュローとマルシルがびっくりしているように、ファリンはズボンも履いていないので、まさに全裸の状態。
ここでは載せられないので、ぜひコミックスを読んでください。
引用:ダンジョン飯5巻
ファリンのキメラ化復活と上半身裸のまとめ

ファリンがキメラ化して復活したあとにストーリーがより核心に近づいていくのですが、中盤の神回と言って間違いないシーンが、ファリンとマルシルの入浴、キメラの初登場シーンです。
ハッキリ言って、必読です。ダンジョン飯の4巻と5巻、まとめ買いして読んで欲しいし、入浴シーンのアニメ版は照れながらでも見て眼福していただきたい。
- 古代魔術でレッドドラゴンの血肉を使って蘇生した
- 骨からの蘇生で不安だったので迷宮の力を借りた
- レッドドラゴンはシスルの支配下にあった
- シスルの呼びかけによってファリンの中のレッドドラゴンが反応
- シスルが動きにくいだろうと言ってキメラ化させた
- シスルの支配下にあり仲間を攻撃したことでカブルーの攻撃を受けた
- カブルーの攻撃によって服が邪魔になり上の服を破り捨てた
- 腰から上が露になり、シュローとマルシルが照れた
狂乱の魔術師シスルって意外とかわいいどかあるんじゃない?怖がるのもいいけど、一度ちょっとシスルに迫ってみましょう。
シスルはダンジョン飯キャラでかわいいという声多数!だって声優も小林ゆうさんだもの
ダンジョン飯本編には載っていない特別な描き下ろし漫画が掲載されていて、アートギャラリーも見ていて飽きない。
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