マルシルのヤダー！の可愛いダンスが面白すぎるので何度も読み返してしまう

マルシルといえば、「ヤダー！」のフレーズが印象的で、ちょっとわがままなところが可愛い。

「ヤダー！」に至る流れを紹介しながら、ヤダーダンスはアニメ版のほうがおもしろいし可愛いのでぜひ観てほしいです。

しかも、声優の千本木彩花さんの声がめちゃくちゃマルシルに合っていて、ずっと聴いていられます。

マルシルのヤダー！が可愛い

マルシルのヤダー！はダンジョン飯の１巻で登場します。

冒頭では、ライオス一行がレッドドラゴンに遭遇し、全滅するところから始まり、地上に帰還できたものの、ファリンがレッドドラゴンに食べられてしまって、助けにいかなきゃ！

この頃では、まだまだみんな余裕の表情です。

荷物をほとんど迷宮に残してしまったのでライオスたちは無一文の状態。

しかも、仲間だったふたり（シュローとナマリ）がパーティーから離脱し、すぐにファリンを助けに行こうにも準備が足りない。

とはいえ、なにか食べないとできることもできない、ということで食事をすることになったときのファリンののんきなリアクションがこちら。

引用：ダンジョン飯１巻

ところが、ライオスはお金がないし、装備を売ってしまったら再び迷宮に潜ることすらできないと判断し、迷宮内で食料を調達、自給自足する！と言い始めます。

迷宮内にさまざまな種類の魔物がいて、（ずっと魔物食について考察を重ねてきたライオスにとっては、ここぞとばかりに）、魔物を狩って食い扶持にしている人がけっこういるんだぞ、と嫌がるマルシルを説得しにかかります。

引用：ダンジョン飯１巻

迷宮の中には生態系があり、肉食の魔物がいればその糧となる草食の魔物がいて、草食の魔物がいれば植物がある、植物があるということは植物の栄養となる水や土が豊富にある。

ライオスがそんな説明をしていると、マルシルは全力で拒否します。

「ファリンを助けるためならなんでもするって言っただろ！」なんてやり取りをしていたら、目の前を歩ききのこご走り去ろうとする。

マルシルはすかさず、アンブロシア（マルシルが持っている杖）でゴスッ！で歩ききのこを倒します。

おもむろに歩ききのこを掴むライオス…。

訝しげな顔でそれを見るマルシル…。

歩ききのこを掴んで離さないライオスの「これを今日の昼飯にしてみよう」というひとことに対して、マルシルの迷言がついに！

引用：ダンジョン飯１巻

ページ半分以上を使った全力の「ヤダー！」がきました。

悲壮な顔がどことなく昭和の漫画をほうふつとさせますね。

その後、間髪入れずにマルシルのブレイクダンスが始まります。

マルシルのヤダー！のブレイクダンス

これ、このシーン、マルシルのブレイクダンスとしてファンの間では人気の描写です。

漫画ではあっさりしていますが、アニメ版では見事なブレイクダンスをしてくれていて、本来運動が苦手なはずのマルシルがキレのある動きを見せてくれるので必見のシーンです。

引用：ダンジョン飯１巻

結局、マルシルは観念して魔物食を始めることになるのですが、魔物に出会うたびに食べることを考えるライオスとは真逆で、まずは抵抗をして見せてくれるのが可愛いマルシルのいいところです。

というか、それを見てるライオスとチルチャックのあっさりした態度がww

もうちょっと、かまってあげてほしい！

マルシルのヤダー！以外の可愛い言動

ヤダー！って言ってても、食欲旺盛なマルシルはお腹を空かしてくれて、お腹の音もけっこう激しめ。

思えば、食べることが大好きで、感覚が私たちと似ているマルシルがいることによって、ダンジョン飯は奥深いものになっているような気がします。

だって、マルシルがいないと常識的な感覚がなくなっちゃって、ほっておいたらライオスはとんでもないものばっかり食べてしまって、ダンジョン飯がゲテモノばかりになってしまいます。

鋭いツッコミとあまりにも変な物は食べないというマルシルがいてくれるからこそ、リアル世界でも再現できそうな魔物食にできあがるんですね。

それでね、マルシルってちょっと素直じゃないところが可愛いんですよ。

お腹が鳴っててもすぐには「いただきま～す」なんて言いません。

だって、魔物食だもん、そんなの、そんなの…。

引用：ダンジョン飯１巻

でも、空腹には勝てないところが可愛い。

私にもちょうだい！！

恐る恐る食べてみると…。

引用：ダンジョン飯１巻

いや、おいしいんかい！

なんだかんだで、みんなでたらふく食べるんですよね。

ダンジョン飯のいいところのひとつは、ご飯をひとりでは食べないところですよ。

九井諒子さんはきっと料理の大切さだけでなく、みんなで食べるご飯は美味しいんだよって読者に感じてもらいたんだと思います。

そう勝手に考えてます。

ライオスも最終巻で食の大切さについて語ってくれています。

あぁダンジョン飯、可愛いマルシルをありがとう、ダンジョン飯。