ダンジョン飯で迷宮の様子がおかしくなってから、カナリア隊の船がやってきます。最初に上陸するのはミスルン達率いる部隊だけですが、さらに物語が進むと後続に控えていた部隊も上陸し始めます。
その中に、やたら黒い肌のエルフを見かけませんでしたか?
黒い肌のエルフは誰なのか?ダークエルフとの違いはなんなのか?
肌が黒いだけでダークエルフというわけではなさそうです。じゃあ、黒い肌のエルフは何人いて、なぜ肌が黒いの?
この記事には致命的なネタバレは含まれません。
ダンジョン飯の黒い肌のエルフ一覧
ダンジョン飯の登場する黒い肌のエルフは、エルフ女王であるヘイメア、フラメラの双子の姉、フラメラの3人です。
女王ヘイメアについても、本編でほとんど登場することはありませんが、エルフの代表としてドワーフの代表と世界の情勢について情報共有する描写があるので、世界のリーダー的な振る舞いをしているのでしょうか。
引用:ダンジョン飯
ダンジョン飯の世界観では文明の発達が人種間でばらつきがあります。具体的には、機械や道具に詳しいドワーフ、魔術に長けているエルフ、自然を扱うことが得意なトールマン系などです。
エルフは通信機械を使いませんが、ドワーフの国では電話が発明されて運用されています。
女王ヘイメアが各国首脳に迷宮の異常を知らせるためにドワーフとノームの代表と会話する描写では、ドワーフは電話を使った音声、ノームは水晶を使った映像と音声を扱えるようでした。
話がそれましたが、黒い肌をしているエルフは私が確認できただけで3人います。
“いました”というのも、次で説明しますが黒い肌のエルフは王族の証とされているので、フラメラの双子の姉は女王ヘイメアの養子として宮廷に連れて行かれ、成人を迎える前に亡くなっています。
フラメラの好戦的な性格はこのことが原因のひとつになっているのですが、その話は別の記事で紹介します。
ダンジョン飯の黒い肌のエルフは王族の証
ダンジョン飯に登場する黒い肌のエルフは、王族の証とされていますが、単純に黒い肌イコール王族というわけでもなく、過去に数人黒い肌を持つエルフが王位に就いたことで「黒い肌の特徴をもつものが真の王族の証である」という風説が浸透しただけのようです。
白色系のエルフが多い中、黒曜石の肌に銀の体毛、赤い瞳という遺伝で発生しにくい特徴(かなり目立ちますよね!)から、どこにいても注目されてしまいます。
本編中のエルフ国の女王であるヘイメアには子がいないことで、王位継承については緊張が続いており、同じく黒い肌を持つカナリア隊の副長であるフラメラは本人の意思とは関係なく危険から遠ざけられるように仕組まれています。
引用:冒険者バイブル
白黒ではわかりにくいですが、カラーだと肌は真っ黒ではなく、濃いめのグレーといった感じで、髪は綺麗な銀色です。
ファンブックである冒険者バイブルでは、カラーでフラメラが紹介されているだけでなく、フラメラの生い立ちなどの描き下ろし漫画を楽しめます。
ダンジョン飯での「なるほど!そうだったのか!」に出会うことができます。
- ダンジョン飯 ワールドガイド冒険者バイブル完全版
- 著者:九井諒子
- 価格:2,090円(税込み)
- ページ数:246
- サイズ:B6判
- 発売日:2024年2月15日
- 合計100ページの描き下ろし漫画
イーブックジャパン公式 https://ebookjapan.yahoo.co.jp/
素朴なギモンなんですが、本編中に何度か女王ヘイメアが登場して、ほぼ裸なんですよね。
上の画像では、まだ服を着ている方で、鳥を介して通話しているときと、下のソファで座っているときの描写…黒い部分が肌だとしたら…着衣は上に羽織っているものだけ??
ほぼ全裸ですか?
めちゃくちゃ気になりますよね…。
引用:ダンジョン飯14巻
エルフという種族全般で髪に対してこだわりがあるのはマルシルを見ていて感じるところがあり、女王ヘイメアについても自分で結っているのか従者に結わせているのか、かわいらしい編み込みが見えます。
これで銀髪なんて、かなり美しいんでしょうね。
カラーじゃないとわからない部分もあるのですが、アニメ版だとどうなるのか、楽しみではあります。
アニメ版の制作陣はかなり気合が入っていて、ダンジョン飯第12話のファリンとマルシルの入浴シーンは神回として名高く、「画面が眼福」とか「制作陣のこだわりを感じた」とネットでの評判がかなりイイ!
ダンジョン飯の黒い肌のエルフとダークエルフとの違い
ダンジョン飯に出てくるエルフの肌はほとんどが白色系ですが、シスヒスやシスルのような褐色の肌もいるし、黒い肌の女王ヘイメアやフラメラもいます。
この他、人種ではなく表現としてダークエルフという言葉が序盤の4巻で出てきます。
具体的には、レッドドラゴンを倒してファリンが蘇生された後、チルチャックが「あいつダークエルフってやつじゃないだろうな」と言う場面があって、チルチャック自身もダークエルフがどういったものかはハッキリとわかっていない様子。
引用:ダンジョン飯4巻
同じくダンジョン飯4巻の最後に狂乱の魔術師シスルというエルフが登場します。
シスルこそがまさにダークエルフそのもの!(シスル本人はまったく自覚がなく、黄金郷の住民や自分の大切なものを守るための正当防衛だと思っています。)
ダークエルフについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
ダンジョン飯に出てくるダークエルフは誰の事?ハーフエルフとの違いを解説
ダンジョン飯の黒い肌のエルフまとめ
さくっとまとめますと、ダンジョン飯に出てくる黒い肌のエルフは王族の証だった。
ただ、現女王であるヘイメアには子はなく、他の黒い肌のエルフであるフラメラは現王家の遠縁に当たる。
ダンジョン飯の登場する黒い肌のエルフは3人で、生きているのは2人。
黒い肌なのでダークエルフを連想してしまうが、ダークエルフは短命種に危害を加えるエルフのことを指すので肌が真っ黒であってもダークエルフということではない。
フラメラはカナリア隊の副長をしていて、ミスルンの部下に当たります。
ダンジョン飯フラメラは女王の遠縁で双子の妹ってマジ?攻撃的な性格の裏側を解説
けど、ミスルンを尊敬しているというよりは、自分の身の回りのことすらろくにできないミスルンに対して憤りを感じていて、隊長と呼ばずにミスルンと呼び捨てにしています。
そんなミスルン隊長について詳しく紹介している記事がこちら。
ミスルン隊長がかわいい!ダンジョン飯最強キャラの意外な一面をさらっと解説
コメント