ダンジョン飯が面白い!魅力を伝えたい私のリアルな口コミ

ダンジョン飯が面白い!読もうか迷っている人の最後の一押しになるリアルな私の口コミ ダンジョン飯

ダンジョン飯がめっちゃ面白いんですが、この面白さをぜひともあなたに伝えたいので、私が好きな理由を聞いてください。

私はダンジョン飯を見かけたのは近所のツタヤでした。

当時では、ツタヤで漫画のレンタルを始めた頃で、たくさん並んだ本の中にダンジョン飯1巻の表紙があり、目を奪われました。

「ダンジョン…飯(めし)だと…?」恐る恐る手にとり、少し読み進めてみると、なんと!魔物を食べているではありませんか!

九井諒子先生の天才的な発想にびっくりしました。そこからもうのめり込み、この記事を書くに至っております。

長々と書きましたが、ダンジョン飯っておもろいん?と思っているあなたに、語りつくせない魅力を押し付けます!

この記事にはゆるめのネタバレが含まれます。

この記事の内容
  • ダンジョン飯が面白いと思う理由
  • ダンジョン飯の大まかなストーリー
  • ダンジョン飯の天才的な発想

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ダンジョン飯が面白い理由【魅力的なキャラ】

ダンジョン飯には、個性的で面白いキャラがたくさん出てきます。

例えば、本作の天真爛漫ヒロインのマルシル・ドナトー。

彼女は魔術師であり魔法を使うのですが、魔法使いにありがちな賢そうな感じや高飛車な感じがまったくなく、むしろ、ワガママで変に常識にとらわれていて、読者のリアクションやツッコミを代わりに言ってくれるような女子高生的な感じです。

マルシルはシンプルに可愛いし、応援したくなる!初めて食べる魔物食を目の当たりにしたときのマルシルの反応が大好きです!

自身の種族について悩んでいることもあり、感情表現豊かな中に、たまに「みんなとずっとこうして楽しい時間を過ごしたい」という思いから暗い陰を落とす時もあります。

特に序盤で見せてくれる「マルシルのヤダー!」は必見のエピソードです。

主人公のライオスは、ストーリーの最初から魔物食への興味を示し、魔物が好きなことを仲間に告白する。

そして、ライオスの名言である「そのうち味も知りたくなった」と吐き出して仲間にドン引きされます。

ライオスのセリフ、そのうち味も知りたくなった
引用:ダンジョン飯1巻

ダンジョン飯には、ライオスのような”人間”に近いトールマンという種族の他に、長命で魔術に長けているエルフ、小柄で五感に優れていて罠解除や危険察知に優れているハーフフット、タフで力強く落ち着いた性格のドワーフなど、いろんな人種がいます。

各キャラクターには個性がしっかりしていて、絶妙に噛み合ったり、嚙み合わなかったり、それがまたおもしろかったり、魔物を食べたいライオスを中心にストーリーが進んでいきます。

ダンジョン飯が面白い理由【妹を助ける魅力的なストーリー】

ダンジョン飯の面白い理由2つ目は、レッドドラゴンに食べられた妹を助けに行くというハートフルストーリーです。

えっと…。ごめんなさい、あんまりハートフルではないです。むしろグルメです、食べたりもするしバトルもあります。

1巻の冒頭はレッドドラゴンとのバトルから始まり、深層に潜っていたとうこともあり、食料は残り少なくライオス一行は腹ペコの状態。

そんな状態でのバトルがうまくいくはずもなく、レッドドラゴンにファリンが食べられてしまいます。

引用:ダンジョン飯1巻

ファリンはレッドドラゴンに食べられながらも、必死の魔法でライオスたちを地上へと逃がします。

ストーリーの大筋をざっくり解説するとこうです。

ダンジョン飯の大筋ストーリー
  • 始まり
    迷宮で妹が食べられる

    ライオス・ファリン・マルシル・チルチャック・シュロー・ナマリの6人は迷宮で深層を目指していていたところ、レッドドラゴンと遭遇し、ファリンが食べられてしまう。何とか脱出できたものの、ファリンが食べられたままだったので救出に行く。

  • 魔物食
    救出に向かうが腹が減った

    深層に行くには装備もお金も食料も足りない。よし、自給自足しよう!ライオス「ずっと魔物を食べてみたかったんだ」センシがパーティに加わり、4人で深層へ向かう。

  • 迷宮の謎
    深層へ向かう旅路で迷宮の謎に迫る

    そもそもこの迷宮にには「狂乱の魔術師」と呼ばれる迷宮の主がいた。主と遭遇してしまうことでライオス一行は迷宮の謎に迫っていく。

  • 迷宮の主
    深層で迷宮の核心と遭遇、横やりも入る

    迷宮は世界各地にあり、迷宮が育つと迷宮の核心部分である”なにか”の力が増大し、世界中に悪影響を及ぼしてしまう。それを事前に防ぐために迷宮調査隊なる人たちが介入してくる。

  • 妹を救う
    ファリンは死亡してしまう?ライオスは魔物に?

    ライオスたち一行は、カブルーやシュローたちの助力を得て、迷宮の最深部へ到達します。迷宮調査隊の介入を受けてどうなるのか?狂乱の魔術師との決着は?ライオスの魔物食への思いはどうなるのか?

序盤はファリンを助けるために迷宮に潜り、自給自足をするために魔物食を始めます。

中盤に差し掛かると迷宮の成り立ちや、迷宮の主である狂乱の魔術師が登場することで、迷宮の核心に近づいていきます。

終盤では、いつの間にかライオスは世界を救うヒーローになってしまいます。

えっ?なんで?世界を救う?魔物食の話では?

そうなんです。魔物食というコンセプトはズレずに、食べることでライオスは世界を、そしてファリンを救うことになります。

ネタバレを含みますが、ライオスがヒーローになる話はここから。
ダンジョン飯77話「迷宮」のクライマックスをまとめ!ライオスの存在感

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ダンジョン飯が面白い理由【魔物を食べるという天才的発想】

ダンジョン飯が面白い理由3つ目は、魔物を食べるという九井諒子先生の天才的な発想です。

こういうファンタジーものでダンジョンを冒険する話がありますが、あまりリアルに描かれない食事事情、でもリアルに描こうと思うと、食べて、寝て、トイレにも行く、そういう日常的な行動なしには表現できません。

迷宮の中には様々な魔物=動植物がいて、独自の生態系があります。

九井諒子先生の独特な発想によって、魔物をリアル世界での鶏肉や野菜のように置き換えて表現してくれています。

ファンタジーもので料理のある漫画はたくさんありますけど、魔物を調理して食べるって、今までありそうでありませんでした。

ダンジョン飯

しかも、出てくる魔物の生態もおもしろいし、意外な食べ方だったり、その設定も深く味のあるものになっています。

もともと食べることに並々ならぬ興味と関心を抱いていたライオスと、九井諒子先生の天才的な発想によって、ダンジョン飯は成り立っています。

ハッキリ言って読まないと漫画好きとして損しちゃいますよ。九井諒子先生の美麗なタッチに最初から最後までコンセプトがブレない構成は圧巻です。

ダンジョン飯が面白い理由【リアルに近い魅力的な調理法】

ダンジョン飯を読み進めていくと、次第にあなたもライオスに影響されて、魔物が出てくると「こいつ、食えるのか?」という思考になってきます。

実際、私も読みながら、バイコーンが出てきたときに「あっ、こいつ、食べられるなきっと」って思いました。

でも、このダンジョン飯のいいところは、ご飯をみんなで仲良く食べてるところなんですよね。

気持ちが温かいというか、九井諒子先生の漫画に対する、そして読者に対する愛情を感じてしまいます。

食事は、健康のために欠かせないもの。そして、食事は、みんなと一緒に食べることで楽しくもなるし、ご飯もより美味しくなるんですよね。

魔物を食べるといっても、その調理方法はただ焼いたり煮たりするだけではありません。

センシのクッキング
ダンジョン飯1巻

ちゃんと皮を剥いたり、苦い内臓を取り除いたり、火が通りやすくなるように細かく刻んだり、リアルに調理しています。

(中には、それ、食べるの…?と思うようなものもあったので、食べるしかなかったマルシルたちに同情したことがあります。)

でも、ダンジョン飯での最初の食事、大サソリと歩き茸の水炊き、どうですか?

普通に美味しそうですよね?しかも、栄養のバランスもいいんですよ。

大サソリと歩き茸の水炊き
ダンジョン飯1巻

魔物の生態も調理方法も、現実的な解釈を飛び越えることなく、「こんな魔物が本当にいたらきっとこういう風に調理するんだろうな」という抜群の説得力でまったく違和感がありません。

ただ、たまにちょっとグロいときありますが、3巻を過ぎればもう慣れてますよw

ダンジョン飯が面白い理由【魅力をまとめ】+私が好きな部分

ダンジョン飯が面白い理由【まとめ】+私が好きな部分

ここまでで触れたダンジョン飯が面白い理由のまとめに加えて、私がダンジョン飯を好きな部分についてお話します。

ダンジョン飯が面白い理由
  • 感情表現豊かなマルシルと冷静なツッコミのチルチャック
  • 魔物の意外な考察からくる驚きの生態
  • 九井諒子先生の発想の引き出しが知的で面白い

次に、私が好きな部分(本当はもっとたくさんありますが、ギュッと圧縮して言うと)は次のような感じです。

ダンジョン飯の私が好きな部分
  • 恋愛要素がほとんどなくドロドロ感がない
  • ただ敵を倒すだけじゃない
  • 最終的にみんながハッピーになるところ

最後に、少しお堅くダンジョン飯の面白さを考察してみると、こうなります。

ダンジョン飯の人気を考察
  • ストーリーの軸が「ファリンの救出」からブレることがなくわかりやすい
  • 魔物食をするにあたり無理のない設定がスッと読みやすい
  • お笑いとシリアスが絶妙にマッチしている

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